出雲路と381系やくも4

これから乗車する出雲1号は浜田行きで、出雲1号の2時間半後に出雲3号出雲市行きが運転されていました。これは出雲と同じ上下2本立てのあさかぜと並び利用率の高いブルートレインという事です。また、出雲1号は、はやぶさの銀帯とは異なる金帯の帯を巻いた車両で、銀帯よりも1段高い内装になっています。

さて、我々が乗車する号車に乗り込むと、隣が食堂車だったため、まずは食堂車の車内の見学です。本来ならば、駅弁を帰りに回し、食堂車での夕食と洒落込みたかったのですが、すでに食堂車は休止しており、娘も残念がっていました。この時は、私もオシ24-700の細かな知識を持っていなかったため、取り敢えず大まかな説明を娘にしたように思います。

それから時は立ち、娘も大学に通っていたころ、私はメイクアップシールの制作に携わっており、金帯あさかぜのオシ24-700の内装を詳細に調べ上げ、製品化したことを思い起こすと不思議なめぐり合わせ感じざるを得ません。

トピックス
1978年(昭和53年)出雲・やくもの食堂車で日食米子による「大山おこわ定食」などの郷土メニューが登場し、寝台特急出雲の名物として大人気を得たが、国鉄の合理化や食堂従業員の不足などの理由から1988年(昭和63年)6月30日で「大山おこわ定食」は終了。1991年(平成3年)6月1日に食堂車としての営業も休止となってしまったが、その原因の一つに郷土メニューの廃止が夕食時間帯の食堂車の利用者減少につながったという見方をされるほど、郷土メニュー「大山おこわ定食」の人気は高かった。

続く

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