2 : ヨンサントオと伯備線
1968年10月に実施されたヨンサントオのダイヤ改正では、軌道の強化や新型車両の投入、さらに485系の増備による120km/h運転の実施により、上野~仙台間をわずか3時間58分で走破できるようになりました。
この3時間58分という時間は、1965年時に於ける483系「ひばり」の所要時間を実に40分も短縮したことになります。この大きな時短はやがて、日帰り出張のビジネスマン御指定の特急列車として名を馳せることとなり、485系「ひばり」は仙台の経済発展とは切り離せない大きな存在となりました。
ちなみに、ヨンサントオで「ひばり」はそれまでの2往復から5往復に増便され、2往復へと同じく増便された上野-仙台間を走る「はつかり」の空席率も両車共に低かったことから、「ひばり」の増便は毎年のように行われ、ヨンサントオから5年後の1973年には13往復まで増便されるまでになっていました。

国鉄は、こうした「ひばり」による仙台における経済発展の成功を山陰地方で活かしたいと、新幹線フィーダ路線として整備が進められることになった伯備線で達成しようと考えたわけです。
つづく
