メイクアップシール「35系4000番台SLやまぐち号」詳報2

本日のブログはメイクアップシール「35系4000番台SLやまぐち号5両セット」から、1号車オロテ35と2号車スハ35(4号車オハ35)の詳報をお届けします。

1号車オロテ35(シール未貼付)

1号車オロテ35(シール再現済み)

先頭展望車の車両は、これまでメイクアップシール「スハ44系 特急つばめ 基本7両セット」でマイテ39を。同じく、「スハ44系 特急はと 基本7両セット」でマイテ58をシール化しましたが、今回のオロテ35はマイテ39やマイテ58の豪華さに比べるとやや控えめな印象を受けます。只、オロテ35のモデル車両はマイテ49なので、マイテ49の特徴は見事に踏襲されています。

オロテ35は展望室、客室とともにカーペットが敷かれています。他の2号車から5号車は板敷となっておりオロテ35の大きな特徴です。尚、カーペットは意外と薄いようで、実車を忠実に再現するためにふかふかな印象にならないようにデザインしています。

様々な資料を比較してみると壁面の木材も1号車のみ色味が濃くなっているようで、他の2~5号車よりも壁面の木材のトーンを濃くなるように調整してあります。

また、オロテ35にはグリーン車マークや足元に電源コンセントもデザインしており、こうした細かなところにも他号車との違いが見て取れます。

デッキ部分は乗務員室に並んでトイレ・洗面と荷物スペースが設けられていますが、模型の成形とスペースを考慮して乗務員スペースのみの再現としました。

実車通りに客室への入口通路が曲っています。ドア前のグリーン車であることを説明したパネル表示版や消火器もデザイン。

電球色室内灯を点灯。

1号車にはすべての窓ガラスに対応したカーテンが付属しています。窓ガラスからチラッとカーテンが見えると臨場感が高まります。

さて、次に2号車スハ35です。尚、2号車スハ35と4号車のオハ35のシールデザインは共通仕様となっています。

2号車スハ35(シール未貼付)

2号車、4号車どちらの車両のモデルもオハ35という事で、シールのデザインも共通となっています。実車では2号車の客室に大型の荷物を収納できるラックがあり、製作室でもプラバンで何とか再現できないものかとチャレンジしたものの、座席やテーブル成形との兼ね合いから泣く泣く断念…

2号車スハ35(シール再現済み)

各ボックス座席の上部分に出っ張った手摺りや座席間のテーブルの再現などは、これまでシール化してきた旧型客車にはないデザイン再現を施しました。

当初は各床板部分に木目の荒い筋を描いてみたのですが、印刷上きれいに出力する事が出来ませんでしたので、床板は色の違いのみで表現することにしましたが、木材の縦横の敷き詰め方や色の配置などもぜひご注目ください。

1号車と同じく電球色のLED室内灯を入れてみました。

実車ではあまり見かけませんが、木製の鎧戸再現シールが付属しています。実際に正しいのかどうかは分かりませんが、資料を参考のうえ、鎧戸シールは車内側と外側の面とで敢えて色を違えて表現しました。

今回は1号車オロテ35と2号車スハ35&4号車オハ35の詳報をお届けしました。次回はメイクアップシール「SLやまぐち号」の3号車ナハ35と5号車スハテ35をご紹介します。お楽しみに。

また、メイクアップシール「35系4000番台 SLやまぐち号 5両セット」は当店オンラインショップにてお買い求めください。
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最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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