本日のブログは前回の『381系誕生秘話~part1~』の続きです。
「東北地方のヨンサントオ」
ヨンサントオのダイヤ改正の効果は高速鉄道のなかった東北地方では特に大きく、軌道の強化と新形式の新型車両投入や485系の増備による120km/h運転の実施により上野-仙台間が3時間53分で結ばれるようになりました。
この3時間53分は1965年時に於ける483系ひばりの所要時間を42分も短縮したことになり、この大きな時短はやがて日帰り出張
のビジネスマン御用達の特急列車として名を馳せるほどで、485系ひばりは仙台の経済発展とは切り離せない大きな存在でした。
485系ひばり
ちなみに、ヨンサントオでは「ひばり」が2往復から5往復に増便され、同時に「はつかり」(上野-仙台)も2往復へと増便になりました。これらの増便後も空席率が低かったことから「ひばり」の増便は毎年のように行われ、ヨンサントオから5年後の1973年には13往復するまでに。しかし、この増便が後に大きな問題を引き起こすきっかけとなるのでした…
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