今回は前回に続き、メイクアップシール「283系オーシャンアロー」の詳報2をお届けします。詳報2では3号車モハ283および4号車サハ283についてご紹介していきます。それでは3号車のモハ283からどうぞ。
3号車モハ283
3号車には展望ラウンジバーがあり、誰でも太平洋のオーシャンビューが愉しめます。
3号車モハ283(シール未貼付)
3号車モハ283(シール再現済み)
3号車モハ283(シール再現済み)
展望ラウンジには、2つに分かれたソファと4つのイスが設けられており模型の成形も実車通りとなっています。現在ラウンジの座席モケットには客室のブルーモケットと同じデザインのものが採用されていますが、以前はパープル調のモケット地でした。
調べたところ、いつ頃ラウンジのモケットが変更されたのか分かりませんでしたので、今回のメイクアップシールでは現行のブルーモケット仕様とパープル調のモケット2タイプをシール化しましたので、お好みのラウンジを再現いただけます。
ラウンジモケット:ブルー仕様
ラウンジ内にはもともと自動販売機が設置されていましたが、これもいつの頃か撤去されてしまい、現在車内に自動販売機は1台もなくなってしまいました。
今回はラウンジ座席にパープル調モケットも再現するという事で、ラウンジ内の自動販売機も壁面のフィルムシールにデザインしました。スペースの兼ね合いからなのか、販売していたドリンクは、お茶と珈琲の6本だけでした。資料を確認すると提供元はアサヒ飲料だったようで、シール上ではロゴのスペルを「Asuhi」にしています。
自販機設置場所のシールも自販を再現したシールと撤去後の何もない状態の2タイプのシールを製作。先述の通り自動販売機についても、いつごろ撤去されたのか明確には分かりませんが、パープル調のモケットシールでラウンジを再現いただく場合は、ぜひ自販機のデザインされたシールをご使用いただければと思います。
ラウンジモケット:パープル調仕様
また、ラウンジの横の壁面にはモニターも設置されています(※最近撮影されたと思われる写真にはモニターのないものがあります)。1996年の運行当初はモニターも活用されていたのでしょうが、色々と資料を確認してみましたが、残念ながらモニターに映像が映っている資料を見つけることは出来ませんでした。
果たしてモニターには運転席からの走行映像が映し出されていたのか、または何かしらの宣伝や案内が表示されていたものか想像する事しかできませんが、少なくともラウンジへ目の前に広がる眺望を楽しみにやって来て、モニター映像はあまり見ないような気もします…が、メイクアップシールでは何も映像を映していないモニターもきちんとデザインしてあります。
客室の座席はブルー仕様のモケットになっています。前回のブログで紹介したパープル仕様のモケットとは色味だけではなく、採用されている柄そのものにも違いがありますが、どちらもとても鮮やかな色合いをしているように感じます。
4号車サハ283
4号車サハ283には車椅子対応席をはじめ、多目的室やトイレ・洗面スペースを含めたサニタリースペースが充実しています。尚、客室の座席モケットはパープル仕様です。
4号車サハ283(シール未貼付)
4号車サハ283(シール再現済み)
乗降口デッキ側には公衆電話、多目的室、洗面、トイレなどのサニタリースペースが配置されています。客室の入ってすぐのところにある1人掛け座席が車椅子の方用の座席です。
尚、公衆電話については1号車クロ282と同じく、電話をデザインしたシールと撤去後の壁面の2タイプからお好みのシールを選択して再現いただけます。
反対側の車端には車掌・業務用室があります。この壁面部分のみ、ドアサッシなどの縁取りがシルバーではなくゴールドになっています。
さて今回は3号車モハ282と4号車サハ283の詳報をお届けしました。次回は5号車モハ283と6号車クハ283についてご紹介します。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。