14系寝台特急いなば&紀伊~製作情報1~

先週の金曜日に発売しました「14系寝台特急いなば」、「14系寝台特急紀伊」再現用のメイクアップシール。

今回と次回の2回に分けて、シール情報と制作室の長老による「14系寝台特急いなば・ 紀伊と秘密の撮影場所」というトピックスを併せてお伝えしようと思いますが、本日はまず、「14系寝台特急いなば」および「紀伊」の製作にあたって簡単にご紹介させていただきます。

当店では2018年にリメイクした「14系寝台特急さくら 長崎・佐世保編成」に対応する「14系 寝台特急 さくら ~長崎・佐世保編成対応~ 8両セット」を販売しており、実は、今回発売した「14系 寝台特急 いなば」及び「紀伊」のメイクアップシールは、それを踏襲した内装となっています。

販売開始から実に約8年。制作室でも使用しているパソコンやプリンターの性能、更にはシールラベル紙の質などなど、制作環境もその時々に合わせてアップグレードしてきました。

例えばプリンターは色味の数が増え、グラデーションや陰影細部まで印刷できるようになり、デザインの再現性に幅が広がったことで、今までにないデザインの再現ができるようになりました。

そこで今回は「14系寝台特急いなば」、「紀伊」の製品化にあたり、改めてデザインし直してみて、従来の14系寝台特急のシールデザインと比べ、どの位の差があるのか検証を行ってみました。

結果、当時からデザインの細部に至るまで陰影やグラデーション再現していたことで、品質的には全く問題ないことが判明。

もともと製作室では、販売する車両についての関連資料をとにかく多数集め、当時の車内デザインをPC上で徹底的に再現。それを印刷限界ギリギリまで落とし込む、という作業をずっと行ってきました。今回のデザイン品質についても、その技術が生かされた形となったようです。もっとも印刷する紙によって色味が変化するため、その修正の対応は行っています。

~トピックス~
これまで制作室では勉強会と称し、鉄道に関する知識はもちろん、デザインやパソコン・プリンターといった技術面を学ぶ時間を設けてきました。そこでは収集した情報を限りなく数値化する事が求められます。

例えば、色味やパラメーター値を数値化することによって、デザイン同士のトータルバランスを理解しやすくなります。それらを蓄積することで、デザイン品質をより高めていくという工程を繰り返してきました。

とはいえ、数値化といってもただ数字にするということではありません。色味とは、トーンとは、グラデーションとはという概念的なことを細分化し、そしてそれらを組み合わせることで生まれる相乗効果や、イメージが人に訴えかける心理的効果など、一度細かく分析することで理解が深まります。

これらのデータ化は「14系さくら長崎・佐世保編成」以前から行っています。今回の「いなば」「紀伊」のシール化においても、今回のデザイン品質について、これまでに蓄積してきた数値を活用することで、その技術が生かされた形となりました。

基本的にはシールデザインは「14系寝台特急さくら」のものを、そのまま踏襲する事となりましたが、逆に捉えれば従来製品のシールでも、現在製作する商品と変わらないデザイン再現をお楽しみいただけると言えるのではないかと思います。

尚、作業性につきましては検討を行い、現行製品で採用しているシールナンバー化を取り入れたうえで、作業マニュアル等は従来製品よりも解りやすいように構成を見直しました。

さて、次回は「14系寝台特急いなば・ 紀伊と秘密の撮影場所」というトピックスを中心にブログをお届けします。お楽しみに。

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