メイクアップシール~国鉄キハ181系やくも&はまかぜ~

本日のブログは、多くのお客様からのご要望にお応えし、先月販売となったメイクアップシール「国鉄 キハ181系 やくも 8両セット」、同「国鉄 キハ181系 やくも 付属3両セット」、「国鉄 キハ181系 はまかぜ 7両セット」についての情報をお届けします!

キハ181系は国内の多くの非電化区間で活躍した名車両だけあり、多くの列車で活躍しました。有名なところとしては「しなの」「つばさ」「やくも」、そして最晩年まで活躍した「はまかぜ」といった名前が浮かびます。

そうした中にあっても特急「やくも」はその豪華な編成と、運行期間の長さから根強い人気を誇っているようで、当店のお客様からキハ181系を使って「やくも」編成の再現できるシールを商品化してほしいというご要望が多かったことは以前のブログでもお伝えした通りです。

さて、キハ181系について少しだけご紹介すると、キハ181系気動車はヨンサントウ(1968年10月)のダイヤ改正によって、国鉄が特急による全国的な鉄道高速化網を構築するために製造された車両となります。

まずは中央西線の特急「しなの」での運行を皮切りに、奥羽本線の特急「つばさ」、続いて伯備線の特急「やくも」とそれぞれ勾配のきつい、非電化の山岳路線へと投入されていきました。

ちなみに、上記「しなの」「つばさ」「やくも」それぞれの担当車両区への投入車両数は圧倒的に「つばさ」が多く、次いで「しなの」、「やくも」の順となっていました。大雑把にまとめると製造されたキハの半数以上は「つばさ」編成に使用されており、当時、国鉄が東北地方の速達性を如何に重要視していたかという事がキハの投入数からもみて取れます。

これだけをみると、利用者数も運行本数も少ない「やくも」が何故、キハ181系の代名詞へとなったのか疑問に思うところですが、先に結論だけを述べれば、路線の電化工事の早さと余剰車両にありました。

「しなの」や「つばさ」が活躍した区間は、伯備線に先んじて電化工事が進められいました。実際、「しなの」が運行した中央西線では1973年には全線が電化されたことにより、名古屋車両区にあったキハ181は、「やくも」を運行する米子機関区へと転出されていきました。ヨンサントウ(1968年)から数えると、「しなの」での使用はおよそ5年ほどという事になります。

さらにその数年後の1970年代の中頃からは、キハ181の最大勢力を保有していた尾久車両センターからも順次、米子機関区へとキハ181が送られることに。四国など他の機関区へ転出する車両もあったので、すべてのキハ181が米子機関区に集められたわけではありませんが、それでも国内においては「やくも」がキハ181の顔へと成長していったのでした。

さて、「やくも」では、キハ181・キハ180・キロ180・キサシ180が編成されていました。また、多客期や波動輸送ではさらに付属編成として、キハ181とキハ180を2両を追加して11両編成で運行することもありました。

ここからは、各車両の全体像を画像にてご紹介します。

キハ181

キハ181車内

キハ180車内

キロ180

キロ180車内

キサシ180

キサシ180車内

特急と名乗るからには一等車と食堂車が組成されていなければならないという、当時の国鉄の不文律によってキロ180とキサシ180が編成されています。

長距離を運行するという現実的な側面も当然ありますが、他方、自動車や高速バス、あるいは飛行機との熾烈な顧客競争に直面していた事から、サービス向上の一環でもありました。しかし、時代的にはこの後から、列車の運行速度の向上、また国鉄の資金面での問題などと相まって、特急であっても食堂車が組み込まれない列車が一般化していきます。

そういった意味では、古き良き国鉄時代の特急をキハ181系は見事に引き継ぐことができたわけです。伯備線の特急「やくも」に関していえば、1982年にキハ181系から381系電車へと置き換えられましたが、381系に食堂車の姿はありませんでした。

今回は、国鉄キハ181系の誕生理由から、なぜキハ181系といえば「やくも」なのか。その歴史から機関区ごとの車両の投入状況を踏まえ、筆者なりにキハ181系と「やくも」の関係性を紐解いてみました。

模型はKATOの『キハ181系 つばさ 7両基本セット』、『キハ181系 つばさ 5両増結セット』、或いは同単品車両を転用いただくことで、最大11両編成の特急「やくも」を再現いただけます。

メイクアップシール「国鉄 キハ181系 やくも 8両セット」、「国鉄 キハ181系 やくも 付属3両セット」で、1968年から1982年まで伯備線で活躍した国鉄キハ181系「やくも」の車内再現をどうぞお楽しみください。

尚、キハ181系に関しては国鉄民営化後も残った車両は引き継がれました。特に1998年からは、JR西日本標準色(はまかぜ色)へと車体のカラーリングが変更され、2010年まで現役として営業運行を勤め上げたのでした。

メイクアップシールに関しては「はまかぜ色」用の「キハ181系 はまかぜ 6両セット」をリリースしていますが、今回は国鉄キハ181系「やくも」販売に併せ、国鉄キハ181系カラーの「はまかぜ」シールをリリースしました。

キハ181系「国鉄色」と「はまかぜ色」の混成編成

1998年以降、姫路─大阪や姫路─鳥取などの区間で、車両の状況によっては国鉄色のままのキハ181系と、はまかぜ色に塗装変更されたキハ181系が混成編成されていた時期もあります。現場では苦しい車両のやりくりが続いていた事を伺わせる姿ですが、如実に時代の変化を感じられる混成編成であるとも言えます。

メイクアップシールではキハ181系「やくも」と一緒に、「はまかぜ」編成もあわせてお楽しみください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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