2024年3月用のオリジナル月カレンダーを公開しました。今月の画像は381系やくものジオラマ写真です。
今回の写真は新たなレンズ(?)で撮影したものになります。なぜ“?”が付いているのかというと、このレンズはキャノンのシフトレンズで、製作室の長老が所有していた45mm&90mmのレンズだからです。
シフトレンズというのはアオリ撮影が可能なレンズのことで、通常のレンズよりも写真のピントとボケ具合をより大胆に調整することが出来るようになっています。分かりやすく言うと商品ポスターのような画像全体にピントが合っている写真を撮ることが可能です。製作室でもブログやマニュアルに使用する写真で、より画像全体にピントの合っている写真が撮れるようにということでシフトレンズを導入するに至ったのでした。
ちなみに、この45mmおよび90mmのシフトレンズはキャノンのフィルム時代のレンズで、マウントがEFマウントなので現在のデジタルカメラにも使用する事ができます。そこでファインダー視野率100パーセントのEOS-5DmarkⅣのボディを新たに調達してもらいました。
しかし、シフトレンズはその機能の分だけ写り方にもかなりクセがあるようで、使ってみるとこちらの思い通りのピントの写真を撮るのは意外と難しく、まさに曲物という言葉が相応しいレンズだったりもします。
また、露出に関しても誤差が生じるので適宜オーバー、もしくはアンダーに露出補正を行う必要もあります。このように通常のレンズとは異なる点があり、使いこなすにはまだまだ勉強が必要だと痛感することに。
今回はカレンダー用画像の撮影に381系やくもの撮影を行いましたが、何カットか撮影しましたので宜しければご覧ください。
ゆったりやくものクロ380。カレンダーに採用した写真よりも高い視点から撮影しました。手前の桜、やくも、奥の山とピントが回るように設定。
反対側のクハ380。手前で釣りをしている人。水田で仕事をしている人。そして、やくも。自身も思いもしないボケ具合の写真になりました。
381系リニューアル編成のやくもです。なかなかいい感じで撮れたと思ったのですが、パソコン上で確認してみると室内灯が消えていました…
カレンダー採用の写真と似た構図で撮影。列車のカラーが異なるとガラッと異なる印象を受けます。
冒頭でも述べた通り、シフトレンズはデジタルカメラが世に出る以前のものなので、デジタルカメラでの写りに心配もありましたが、これまで撮影に使用していたペンタックスのK-1と比較しても解像度の高さは圧倒的で、実にシャープな画像に驚いてしまいました。
さて、そんなシフトレンズで撮影した381系やくものカレンダー画像はA4サイズのjpegデータとなっています。下記のリンクからダウンロードしてお使いください。
アトリエジパング・富塚2024年3月カレンダー
最後までご覧いただき、ありがとうございました。