メイクアップシール「HB-E300系リゾートしらかみ(橅編成)」全車両詳報!

メイクアップシール新製品「HB-E300系リゾートしらかみ(橅編成)4両セット」が発売となりました。本日はこだわり屋の制作スタッフが細部に至るまで作り込んだ「リゾートしらかみ橅編成」の詳報をお届けします!

リゾートしらかみ橅編成では、全車両を通して座席モケットのコンポジション柄と床全面を通して市松張りのデザイン化を徹底。また、座席のモケットデザインは10種類上のデザインパターンを作って各車両のシール化を行っています。同時に床面の市松張りのデザイン化ではシールを貼った際に縦と横のバランスが一致するように計算したうえでシール化を行っています。

尚、今回は2号車ボックス席のフルフラット再現、及びセルフレジスペースの再現、そして橅編成ならではの3号車「ORAHOカウンター」の再現にこだわったシール化を行いました。

ここからは、リゾートしらかみ橅編成、1号車から4号車までを順番にご紹介していきます。

1号車はモーター車となっています。尚、運転席とイベントスペースの仕切り壁面の窓ガラス位置は、模型の成型に合わせてデザインしていますので、窓ガラス部分をカットすると車内の視認ができるようになります。

2号車はボックス席です。橅編成では3番から7番までの仕切りがガラスになっており、メイクアップシールでもガラス窓を再現しています。また、2号車に設けられたセルフ自販コーナースペースをプラバン加工で再現することができます。

尚、ガラス窓になっていない両端の1番・2番席と8番・9番席は座面を伸ばしてフルフラット席にすることができます。今回のメイクアップシール橅編成では、ボックス席座面が一体になったフルフラット用シールを貼ることで、上記4座席のフルフラット状態を再現できるようにしました。

フルフラット用のシールを貼ると、テーブルの前まで座面が展開されます。

橅編成3号車の大きな特徴は車内販売ORAHOカウンターです。4両編成のうち、この3号車のみ青池編成と車両が異なります。これだけ立派な車内販売カウンターを持つ車両はそう多くはありません。

残念ながら橅編成の車内販売は、2022年の12月をもって終了となってしまいましたが、メイクアップシールでは営業終了前の車内、もしくは営業終了後の商品が撤去された車内どちらでも再現する事ができます。

左:営業時 右:営業終了後の販売カウンター

販売カウンター前にある窓際の机と椅子もきちんと成型されています。椅子がテーブルの下に半分隠れる形まで再現されていて、ちょっと驚きました。かなり特徴的な形状ですが、椅子部分を含めてシール化していますので、ぜひ“隠れた”カウンター席の再現もお楽しみください。

最後は4号車です。

青池編成にあったイベントスペースのソファは撤去されて4脚の椅子が置かれています。模型上では青池編成の車両と共通の成型のためソファが成型されています。今回の橅編成のシール化では床面の木材と同じ色で、成形を隠しつつ丸と四角の椅子4脚を再現しています。

尚、前々回のブログでにて“橅編成のシンボルについてもある試みを画策中”とご紹介しましたが、そのシンボルとは1号車、3号車と4号車に設置された樹のオブジェの事でした。

パッケージ付属の木材でなんとか橅編成のシンボルオブジェを再現できないか試みました。結果、スペース的にかなり難しいですが木材オブジェを製作いただくことも可能です。

左から1号車、3号車、4号車に配置した樹のオブジェ

左:4号車と右:3号車の車内に見える樹木のオブジェ。室内灯の照明板を意識して少し低めに製作しました。もう1mmほど高くする事が出来そうです。

尚、上の製作例の画像は付属の木材パーツをそのまま切り出して製作したものでが、木材にやすりを掛けて丸みを出したり、塗料で着色を行うなどのひと手間をかけると、より実車に忠実なオブジェを作れるのではないかと思います。

HB-E300リゾートしらかみ橅編成。その名の通り橅をイメージして木材をふんだんに多用した車内デザインを余すことなく再現しました。同じくリゾートしらかみ青池編成とあわせて車内の再現をお楽しみください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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