本日はメイクアップシール「E259系成田エクスプレス(リニューアルカラー)」の詳報をお届けします。
E259系成田エクスプレスは成田国際空港と東京都心ならびに神奈川県を結ぶ空港連絡鉄道です。その為、車内の内装はスピード感や力強さを意識したデザインとなっており、車内設備としては客室前後の大きな荷物置き場が特徴です。
今回のシール化では、すべての車両にプラバン加工によって荷物置き場を製作いただく事ができます。また、グリーン車クロE259では模型に成形の無い車椅子対応トイレを再現しました。グリーン車の詳報は次回となりますが、今回は基本セット「クハE258」、及び増結セット「モハE258」の2両についてご紹介します。
クハE258
クハE258(シール未貼付)
クハE258(シール再現済み)
クハE258(シール再現済み)
運転台のあるクハE258ではそれぞれのパネル画面をはじめ、マスコン類、そして通信・通話用の受話器をデザインしました。また、高運転台ならびに併結運用の自動開閉式貫通路を遠近感を用いて表現。なお、模型上ではマスコンやブレーキレバーが成形されています。そのまま、シールを貼る事も可能ですが、シール自体が浮き上がってきてしまうので、必要に応じてモールドをカッター等で削ってください。
運転台とは反対側にある大型荷物置き場。客室側からデッキ側を見た場合、連結面のドアが見えるデザインを採用。また、デッキの壁面シールには液晶の行先表示とゴミ箱を表現しました。
モハE258・モハE259
普通列車の車内デザインは、先のクハE258とモハE258で共通となっており客室床面と座席にはチェック柄が用いられ、デッキ部分は大胆なストライプ模様となっています。尚、床面は客室・デッキともにシミ模様が取り入れられており、シール上でも床のデザインを的確に表現しました。
モハE258・モハE259(シール未貼付)
モハE258・モハE259(シール再現済み)
モハE258・モハE259(シール再現済み)
クハE258は客室とデッキの仕切り壁面が完全に一体型の仕切られた成形になっていますが、モハE258では実車通りに仕切り壁面が左右に分割されて再現されていますので、荷物置き場のプラバン加工はより実車に近い形の再現をお楽しみいただけます。
尚、荷物置き場のシールは実車とおり木目調のデザインを再現し、ダイヤルロック式錠とクッションガードを表現してあります。このダイヤルロック式錠に関してはメイクアップシール初デザインとなっており、チェーン部分も完全デザインとなっています。
座席は全体がブラックの布地になっており、背刷り部分に濃淡を用いた2トーンのチャック柄が採用されており、成田エクスプレスを彷彿とさせる赤いヘッドカバーが印象的です。このヘッドカバーとチェック柄がシールを実際に貼った時、より実車に近くなるよう試行錯誤しました。
デッキの乗降ドアの位置には滑り止めのイエローラインを再現。今回は基本セットのクハE258と増結セットのモハE258・モハE259についてご紹介しました。
次回は、グリーン車クロE259とモーター車モハE259の詳報をお届けします。最後までご覧いただき、ありがとうございました。