381系誕生秘話~part11~

伯備線高速化計画~その3~

1970年に試作完成した591系は東北本線などで大きな成果を上げました。特に振り子式台車における曲線通過時の高速化と軌道における負担の軽減の効果は大きかったこともあり、1972年には非電化路線様にガスタービンエンジンを採用したキハ391が試作されました。

試作時当初は、いくつかのトラブルに遭遇したものの年内で解決し、いよいよ伯備線での通し運転(岡山ー米子)が実施されました。その結果は、キハ181「おき」の所要時間を40分も短縮する評定速度78.8km/hをマーク。実はこの評定速度はその後の381系スーパーやくもと同じで、現在でもこの評定速度は最速です。振り子式台車とガスタービンエンジンを採用したキハ391の完成度の高さがうかがえます。

現在でも78.8km/hの評定速度は最速

しかし、1970年から始まったオイルショックが原因で、キハ391が量産化されることはありませんでした。そして試験的に投入された1往復のキハ181「おき」に代わり、4往復の「やくも」が投入されました。

キハ181「やくも」

その編成は食堂車を含む11両編成。国鉄時代の特急にふさわしく、まさに威風堂々としたものでした。

つづく

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