先月公開のオリジナル動画「出雲への結びの旅路物語1」に続く、出雲への旅路物語シリーズ第2弾、「出雲への結びの旅路物語2~伯備線の歴史と特急やくもの軌跡~」をYouTubeにて公開しました。
出雲といえば縁結びの神として知られる出雲大社が古くから有名です。一般に旧暦の十月を表す「神無月」という名称は、全国の神々が出雲大社に一堂に会するため、他の地方では神様が不在になることから「神無月」と呼ばれ、逆に出雲地方では神々が集まる事から、「神在月」となっている事はよく知られています。
実際、平安時代の書物にも「神無月に諸国の神々が出雲に集まる」といった記述があり、そこから出雲大社の祭神である大国主大神の元で縁結びの会議を行うという風に広まったそう。
現代においてもパワースポット巡りの流行を受け、良縁や結婚の願いを求める出雲詣で人気が衰えることはありません。「出雲への結びの旅路物語1」ではそうした女性を出雲へと誘う「サンライズエクスプレス」をメインにして動画を作成しましたが、今回製作した旅路物語パート2は、出雲地方と密接な繋がりのある「やくも」をテーマにした作品となっています。「やくも」という名称は日本最古の和歌である“八雲立つ 出雲八重垣”としてうたわれている通り、まさしく出雲の国を象徴する言葉です。
今回はそんな「やくも」の名を冠する特急列車の変遷とともに、陰陽連絡路線として注目されることとなった伯備線の歴史を辿りながら、映像をまとめています。動画の最後には、メイクアップシールもしました現在の特急やくもを引き継いだ273系も登場します!
まだご覧になられていない方は、ぜひ「出雲への結びの旅路物語1」からご視聴ください。


動画のスタートは「出雲への結びの旅路物語1」から続いています。出雲へと向かうサンライズエクスプレスは途中、桃太郎牽引のフレートライナーとすれ違います。

列車の停車と発車時の信号の切り替えにご注目!

D51の重連走行です。実際に見てみたかったと思います。

レイアウトは伯備線の渓谷をイメージして製作しました。

この後、歴代のカラーリングを施した381系電車が次々と登場します。

最後は2024年に運行を開始した、新型車両273系やくもで物語は幕を閉じます。今回の動画はかなり前から構想を練っていましたが、273系の模型化が決定してから、動画のラストは273系やくもだと決めていました。
神話のふるさと、出雲の地へ惹かれる人々。そして、より早く多くの人を輸送すべく近代化の図られた伯備線に、その時代の求めに応じて進化を続けている列車たち…今回の「出雲への結びの旅路物語」ではそうした諸々の物語を描きましたので、お楽しみいただければ幸いです。
尚、273系やくもをはじめ、今回の動画で登場した車両、特に381系電車は、KATOのスーパーやくも色、緑やくも色、ゆったりやくも色、リバイバル色までリニューアルからノーマルまで全ての車両のメイクアップシールを販売しています。映像をご覧いただき、気に入った模型あれば、オンラインショップから是非お求めください。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。