オリジナル動画「出雲への結びの旅路物語1~21時の鐘の音とサンライズエクスプレス~」YouTubeにて公開しました。
今回の動画は、「出雲への結びの旅路」を描いた動画の第一弾として、神楽鈴の音によって眠らない街から縁結びの地、出雲へと導かれる女性たちに焦点を当てています。
全体を通して夜景シーンなので、明るさのバランスとノイズに気を使って撮影を行いました。

物語りは近郊型のE233系からスタートします。

公園では恋人たちが寄り添っています。映像をよく見ていただくと各花壇が光っていることがお分かりいただけると思います。実は当初のジオラマには当たり前ながら花壇に光源は入れていませんでした。しかし、公園のシーンを実際に撮影してみると思いの外、画面が暗くなってしまった為、花壇の中にLEDライトを植え込んで(?)しまいました。結果的に画面の明るさの向上だけではなく、ロマンチックな夜景になりました。

夜遅くまで働くビジネスマン。時間は午後の9時。オフィスビルに映る時計塔はPremiereProで合成したものです。忙しそうなオフィス内の音から時計塔の鐘の音への変化をお楽しみください。尚、時計塔の画像はジオラマや写真ではなく、イラスト画像です。

サブタイトルの「~21時の鐘の音とサンライズエクスプレス~」にもあるように、本動画のメインは「サンライズエクスプレス」です。サンライズの駅への入線シーンから停車、そして発車シーンまで幾本ものシーンを撮影しましたが、特に画像のように出雲と瀬戸の連結部分が、自然なかたちで画像の中央部分に停車させるのには苦労しました。

大都会を離れていくサンライズエクスプレス。

ジオラマにおいて信号機は欠かせない存在ですが、夜景シーンであれば信号の光の演出も映像自体の意味合いの面で、さらに重要度が増します。画像の信号はこのサンライズの走行シーンのために製作室で自作した信号機です。撮影ではR-クロススクリーンのフィルターを使って、より印象的な光でもって出雲への旅路を見守る姿を描きました。
公園シーンの花壇でも信号機でもそうなのですが、撮影をしながら「何か物足りない」となると次々とアイテムを自作しているため、映像の完成までにかなりの時間が掛かっています。特に信号を光らせるためにはレイアウト上の配線なども行わなければならないので猶更です。ちなみに信号機は全部で32灯製作しました。今回の動画では撮影されなかった場所で、今後活躍の予定です。
現在、「出雲への結びの旅路物語」その2の撮影を進めていますが、主役はズバリ「やくも」です。次回作もどうぞご期待ください。