メイクアップシール「20系さくら(長崎編成・佐世保編成)」詳報1

KATOから新たにリリースされた20系寝台特急「さくら」の長崎編成(10-1872)、及び佐世保編成(10-1873)。旧製品の20系「さくら」各車両との成形の違いを確認したところ、以下3両の模型成形の一部に違いが認められました。
長崎編成:ナハネフ21、カニ22
佐世保編成:ナハネフ22
今回の新規車両では3両とも主に車掌室側の成形がよりリアルに作られています。

そこで今回のブログでは、従来品の「20系さくら」長崎・佐世保編成のナハネフ21・ナハネフ22・カニ22と、今回の新規製造された「20系さくら」との違いをクローズアップしてご紹介したいと思います。

尚、従来製品の写真は2013年に撮影されたもので、使用している撮影機材や環境が現在の製作室とは異なります。その為、掲載する画像は解像度やピントが甘くなっていますが、その点は予めご了承ください。

ナハネフ21(左:旧製品2013年撮影 右:新製品2024年撮影)

今回紹介する3両の中では、一番見た目的な変化の少ない車両です。但し、中央部分に盛り上がりが出来ています。また、従来製品には無かった車掌室の連絡通話装置が成形されました。

ナハネフ22(左:旧製品2013年撮影 右:新製品2024年撮影)

車掌室周りがより自然な作りへと進化しています。従来品では壁面部分のみシール化を行いませんでしたが、今回は完全シール化を実現しました。

カニ22(旧製品2013年撮影)

車掌室周りが旧製品のオハネフ22と同じ成形になっていました。

カニ22(新製品2024年撮影)

先に紹介したナハネフ同様、車掌室の椅子や連絡通話装置が成形されより自然な成形となったカニ22。ちなみに色自体も実車のカニ22にあわせて、薄いグリーンの素材が採用されています。

こうして、10年前の20系さくら旧製品と今回の新製品を比較してみると、成形の細かさや色に関するこだわりなど鉄道模型の進化を感じます。そして、メイクアップシールもその変化に遅れる事のないよう、この10年あまり進歩を続けてきました。

今回ご紹介した3両以外の車両に関しては、模型の成形自体に違いはありませんでしたが、シールの方では一部サイズやデザインを調整した箇所があります。次回は長崎編成・佐世保編成の各車両の詳報をお届けしますので、ご期待ください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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