メイクアップシール「273系やくも」全車両詳報!

本日はメイクアップシール新製品「273系やくも」全車両の詳報をお届けします。

今回、新型車両「273系やくも」のシール製作を通して車内デザインについて感じたことは、徹底的なデザインのこだわりとコスト削減の両立を追求した車両だという事です。

選択と集中という言葉があるように、必要な部分には徹底した製造資金を投入し妥協のないデザインを施す。逆に抑えられるべきところは、敢えてこだわりを捨てて開発費用の抑制に努める。どの車両をとってみても、そうしたこだわりの部分とコスト削減を絶妙なバランスで追求した電車なのだという印象を受けました。

さて、そうした徹底的なこだわりのデザインをどれだけ忠実にシール化できるのか。製作陣にとって、特に今回の273系やくもは、座席モケットや床部分のデザインの緻密さと色味の再現バランスに苦心することとなりました。

座席モケットに関していえば、モケット地の柄と各色味が最も実車に近い印刷結果になるまでに、各色で30パターン以上のカラー見本を作成。さらに柄の線の太さや大きさを0.1mm単位で調整しながら座席モケットを仕上げていきました。

振り返ってみると確かに試作回数は多かったのですが、不思議と大変だったという気持ちはありません。それよりも実車に近づいていく過程が楽しきったという感じです。

さて、ここからは273系やくもでシール化した5両をご紹介していきます。

クモロハ272

273系やくもの車両の中で1番注目の車両であり、最もシール化が大変だった車両です。特に273系やくもの大きな特徴であるセミコンパートメント。木目調の仕切り板とテーブル、そして座面部分すべてに丸みを帯びており、まずはシール形状を模型に合わせるのに苦労しました。

尚、4両セットにはクモロハ272-2が、8両セットの方にはクモロハ272-7と同じく272-8の3両がありますが、今回のシール化では上記セミコンパートメントのテーブルと仕切り板の木目調は全て違う柄の木目調になっています。更には1枚たりとも全く同じ柄のシールはありません(似ているシールはありますが)。4両セットと8両セットの両方のパッケージをお求めいただきましたら、是非木目のデザインをご覧いただければと思います。

モハ273

普通車座席のモケットの色味はかなり鮮やかで清涼な印象を受けます。床部分は木目調のヘリンボーン柄です。ヘリンボーン柄のデザイン製作はもちろん初めてでしたが、初見時にはこう来るのかと驚きでした。

モハ273(モーター車)

モハ272

多目的室、多機能トイレは内側部分も細かくデザイン。客室では車椅子スペース及び車椅子のピクトグラムを再現。尚、座席モケットは基本2色の色が交互に配置されていますが、車椅子スペースに接している座席のみカラーリングの交互配置が行われていません。

また、フリースペースには出雲や山陰の魅力を伝える書籍が置かれています。

クモハ273

クモロハ272とクモハ273の運転台部分もシール化。従来のやくもの運転台は物理的なメーターでしたが、最新車両の273系では液晶パネル式メーターになっています。運転手の足元にはチェッカーズプレートをデザイン。また、後ろ側には連結通路を表現しました。

今回の273系やくもはLED式の行先表示にもこだわりが。なんと現行のやくもロゴだけではなく、Lマークも懐かしい旧式やくものロゴに、文字だけのロゴも存在しているという事で、シール付属の行先表示シールにはこの3タイプの行先表示シールをご用意しました。あわせて、ドア横の座席表示シールもありますので、ご活用ください。

また、クモロハ272用と普通車用の2タイプのロールカーテンも付属しています。

メイクアップシール「273系やくも4両セット」「273系やくも4両セット」はオンラインショップにてお買い求めください。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

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